我が愛しき輝ける影へ(1)

──果たして、一体どちらが光でどちらが影であったのか。
気が付けば、傍らにいるのが当たり前になっていた。
君は私で、私は君。
互いに背負い、互いに分かち合い、かつて一人の少女が示した見果てぬ夢を追い求め、ひたすらに戦場を駆け抜けた。
理想という絆で結ばれた、我が魂の半身よ。
その道行の果てに、どうか幸多からんことを──

 

◆◆◆

此度も募る主の期待を裏切らず、託された任務を鮮やかにこなして見せた彼の側近──現在、周囲からはただ〈影法師〉とだけ呼ばれる人物が、リッシュモンの下を訪れたのは、ちょうどまた別の寵臣が、件の側近について強い口調で諫言する最中のことであった。

穏やかな昼下がり。フランスが誇る名将にして有能な政治家である伯爵の執務室に現れた、見るからに怪しげで不吉な黒衣の長身。その汚らわしい姿を認めると、代々ブルターニュ公爵家に仕え、リッシュモンにも揺るがぬ忠誠を誓ってきた古参の男は、低く舌打ちする。

そんな同僚の敵意を知ってか知らずか、凍りつく場の雰囲気を軽やかに受け流し、静かに論議の場に割入ってきた〈影法師〉は、信頼厚い伯爵の前で優雅に頭を垂れた。

「やあ、我が友よ。大事は無いかな?」

親しみの込められた口調で発せられた「友」という単語に、ひとまず伯爵の傍らへと控えた男の眉が急角度で跳ね上がったが、リッシュモンは意に介さず言葉を続ける。

「今回もよくやってくれた。
これでまたフランスの勝利と、我々の理想にまた一歩近付いただろう」

〈ヨーロッパ最高の将軍〉の誉れも高い〈正義の人〉──アルテュール・ド・リッシュモンによる労いに、本来であれば叙勲を受けてもおかしくない本作戦最大の功労者は、あくまで控えめにそれを受け取った。

「いえ……彼や彼の部下が良くやってくれたおかげです」

〈影法師〉がここで初めて、執務室に訪れていたもう一人の存在に気付いたかのように、顔を向ける。
話題を投じられた方はといえば、黒衣と目が合わぬよう、慌てて床へと視線を背けた。
その様子に、内心リッシュモンは苦笑いする。

耳に心地良い、爽涼とした美声。フードの奥に隠されたその素顔を伺い知る事は叶わないが、艶と張りを持った声音からは、その持ち主がまだ若い男である事だけが察せられる。
どんな貞節な淑女であろうとも、一度甘い言葉を耳元で囁かれれば、うっとり身を任せずにはおられまい。この声が時に剣戟鳴り響き、砲が轟く血生臭い戦場で号令を発していたとは、彼の正体を知る者でさえ、にわかには信じ難いほどだ。

「……とはいえ、私の代理として君自身が為した働きも大いに評価されてしかるべきものだ。
この短い間に、これだけフランスと我らが陛下の為に貢献してくれたのだ。君の事についてとやかく言っていた者も、認めざるを得ないのではないのかな?」

にやりと、端正な顔に毒を含んだ笑みを刻みながら、「友」との会話の最中、黙して己の脇に控える寵臣に視線を向けるリッシュモンも人が悪い。
おかげで当人が部屋に入って来るまで、さんざん伯爵の前で〈影法師〉に対する不満を並べ立てていた男は、居た堪れない空間の中、顔を耳まで真っ赤にしながら、小さく「ウィ」と同意を示す他はなかった。

対して〈影法師〉の方はと言えば。
更なる心からの賞賛にも、答える声は一片の驕りもなく、沈着冷静にして謙虚であった。

「ありがとうございます。
……それでは閣下。他に御用がなければ、私はこれにて失礼させていただきたいのですが。
何やら込み入ったお話の最中のようでしたし」

執務卓の脇で硬直していた男の肩が軽く揺れたが、とりあえず伯爵は見て見ぬふりをする事にした。

「ははは、なに、大したことではないさ。気にするな。
次の仕事までゆるりと寛いでいてくれたまえ」

リッシュモンが〈影法師〉の申し出へと鷹揚に答える。

「何か君と話したくなったら、私の方から出向こう。
──では、またその時に。我が友よ」

入室時と同様、一部の隙もない完璧な礼で報告を締めくくった〈影法師〉の長身が静かに執務室から去ると、リッシュモンはようやくその場にとり残されたままになっていた哀れなもう一人の立役者へと微笑んだ。

「さて……話の腰を折ってしまって悪かったな。先程の続きをする事にしよう」

わざとらしく、小首をかしげて宙に視線を彷徨わせながら、伯爵は先刻まで行われていた会話の内容を反芻する。

「ふむ、どこまで話していたのだったか……
〈影法師〉の存在が大層私の軍の風紀を乱していて、目に余る独断専行によって、君をはじめ多くの忠臣が蔑ろにされているという件だったか……
いや、彼が私を暗殺に来た呪術師という内容だったかな?
まあ、良い。この際お前の気が済むまで吐き出すとよかろう。
もっとも、それに対する私の答えは、変わらないがね」

執務卓の下でごくさりげない挙措で足を組み直した後、フランス王国随一の才人たる伯爵は、澄ました顔のまま、あくまでも優しい口調で鉄槌のような一言を放った。

「お前はこれまで良く私に尽くしてくれた。
故に、少々疲れがたまっているようだ。しばらくの間、軍務を離れ休養を取ると良い──ああ、今後の作戦の進攻についての心配は無用だ。お前の居なくなった分の穴も、我が友が埋めてくれるさ」

 

◆◆◆

都をおわれ、長らく辛酸を舐める日々を送っていた王太子シャルルの下に、伝説に謳われる奇跡の乙女──ジャンヌ・ダルクが現れてより数年。

尊き聖女に導かれた軍勢により成し得た要所・オルレアンの解放を経て、悲境の王太子がランスでの戴冠を果した後も、王国の利権を巡る策謀と闘争は終わるところを知らず。
虜囚となった乙女が、炎の中へと消えてからも、フランスが真の栄光を取り戻す為の戦いは続いていた。

神の御許へと還った乙女に代わり、国王シャルル七世を支える為、その宮廷へと復帰したのが、国王の姻戚であり軍事にも政治にも通じるリッシュモン伯アルテュールである。
長らく機能していなかった王国元帥の座に再度就任した伯爵は、シャルルの義母であるヨランド・ダラゴンの協力を得て、急ぎ王国の立て直しに取り掛かる。

とはいえ、人望も厚く才気あふれる辣腕家として知られるリッシュモンではあったが、イングランドの侵攻を抑えつつ、今や砕けた硝子のごとき様を見せるフランスという国家の改革を進めるのは決して容易な事ではなかった。

ただ一瞬の隙であれ、扱い方を誤れば、すぐに己が手元を傷つける──そんな複雑で険呑な情勢を相手に孤独な戦いを続けながら、長く険しいフランス再興への道へと挑まんとする伯爵の下へ、ある時、密やかにローマから〈援軍〉が送り届けられる。
長期化する戦争によって、これ以上ヨーロッパの地が荒廃するのを避ける為、フランスへの助力を判断した教皇庁による救いの手。

その〈援軍〉の正体は、伯爵にとっても、彼と対立する事になった甥であるアランソン公にとっても、意外な人物であった──

 

 

◆◆◆

 

 

「……何故だ。何故君がそこに居て、私達に剣を向けているんだ」

国王シャルル七世と、その側近であるリッシュモンの前へと引き摺り出された反逆の公爵は、己が首筋に刃を突き付けた人物に向かって、呆然と呟いた。

───1440年。

リッシュモンが長年温め続けてきた軍制の改革により、国王直属の常設軍が設立されると、これまで貴族社会を支えてきた封建制度や戦争の構造を根幹から揺るがす事態に、多くの貴族や傭兵達の不満が募るようになった。
新たな時代の波に己が存在の意味を翻弄され、不安に駆られたそれらが、王族の一人であるブルボン侯の下に集結する事で、大規模な現政権への反乱として表面化した事件が、後に〈プラグリーの乱〉と呼ばれるものである。

リッシュモンの失脚とシャルルの退位を狙い、一時はかつてオルレアンの戦いに集った有力貴族や武将達の殆どが、玉座と敵対するという窮地に陥ったフランス宮廷であったが、リッシュモンはシャルルを鼓舞し、戦友達の暴挙に怯むことなく至極冷徹に応戦した。

伯爵の果敢にして的確な判断と、彼の優秀な部下の働きにより、各所での謀議や軍事行動はたちまち鎮圧され、混乱に乗じたイングランド軍が攻勢に転じる事も何とか防ぐことが出来た。

この陰謀に加担し、最後までリッシュモンに対して苛烈な抵抗を続けていたアランソン公とデュノワ伯であったが、ついにリッシュモン自らが率いるブルトン軍団の下に敗れ去る事になる。

捕えられた反逆者達は、出頭の上、国王シャルルへの謝罪を求められたが、かの王の前にひざまずかされたアランソン公ジャンの目に反省の色はなく、未だ従兄弟への昏く激しい憎悪が渦巻いているのが見て取れた。

「……乙女の血と涙に濡れた玉座の据わり心地は如何かな。我が従兄弟殿」

美貌で知られる公爵の顔に、その昔、オルレアンで戦友達と語らっていた頃の溌剌とした明るさは無い。
鋭さを増した銀灰色の瞳で忠誠を示すべき国王を睨み付けながら、公爵は毒と悪意が滴る言葉を吐き捨てた。

「貴様に人としての心が一片でも残っているのなら、その無能ぶりを恥じて、息子に王位を譲るがいい……!」
「やれやれ……私達が君に要求したのは、陛下への糾弾ではなく、謝罪だったはずなのだがね、アランソン公」

腹の底で溜まりに溜まった呪詛を、ここぞとばかりにぶちまける甥の姿に、リッシュモンが嘆息する。

「君も王家に繋がる人間ならば、潔く己が非を認めたまえ」
「黙れ。乙女の想いと亡骸を踏みつけにして、権力を弄ぶ〈人でなし〉ども!
私は絶対にお前達を認めない──お前達を赦さない。
そうでなければ、あの哀れな乙女は報われないではないか!」

突如、抑えつけられていたアランソン公が、周囲の制止を振り切り立ち上がる。
武装こそ全て取り上げられていたが、せめてシャルルに一矢報いたいと考えたのか、かたく握りしめた拳を振り上げる──

「……それで、貴方はいらぬ争いを起こして、乙女の愛したフランスに更なる混乱を齎すのですか」

刹那。
静かでありながら、恐ろしく抗い難い力を持った低い声が、公爵の鼓膜に響いた。

「なに……」

頭から冷水を浴びせかけられたような声の迫力と、首筋に突き付けられた鋼の感触に、公爵の動きが止まる。

それまでリッシュモンの傍らで身動ぎ一つせず控えていた黒衣の人物が、音もなく近付き、剣を抜いていた。
その迅さとさりげなさたるや、一角の軍人であるリッシュモンすら魔法のようにしか見えないような手際だった。

「貴族や傭兵達がいたずらにひき起こす軍事行動によって力無き民達が傷つくのを、あの乙女が望むと。
貴方はそうおっしゃるのか、アランソン公」

いかなる時であろうと常に沈着冷静な声音は、どこかで聞いた事もある気がしたが──燃え滾る復讐心に衝き動かされるまま、頭に血を昇らせていた公爵は、それを口に出して問うより早く、身体を動かしていた。

「誰だか知らないが、私の前で乙女について知ったような口をきくな──!」

アランソン公とて、これまで厳しい前線で戦い抜いてきた軍人である。
刃が薄く皮膚を削ぐのもかまわずに身体を捻ると、そのまま流れるような動きで黒衣の男に襲いかかる。
しなやかな鞭のようにせまる公爵の一撃を、それでも黒衣は見事にかわして見せたが、いかんせん距離が近過ぎたのだろう。
わずかに掠めた手刀の勢いが、黒衣のフードを剥ぎ、その素顔を白日の下に曝す。

「え………」

公爵の唇から思わず、場に相応しくない気の抜けた声が零れ落ちる。

零れ落ちる長い髪。
かつては黝かったはずのそれらはいっそ見事な程に一筋残らず新雪のような白銀へと変じていたが、まみえた者の脳裏に鮮烈な印象を残すやや幼さを残した白皙の美貌は〈あの頃〉と何一つ変わらない。
──そう。彼こそ本来であれば、誰よりも乙女を想い、乙女を理解し、だからこそ、この反乱に是が非でも加わらねばいけなかったはずの人物。唯一、アランソン以上に彼女について語る事を赦されるであろう、奇跡の乙女が人としての想いを寄せた男──

「ジル……ジル・ド・レイ男爵……何故……何故君が……」

ルーアンでのジャンヌ救出作戦に失敗して以降、失意のまま所領に篭っていたという聖女の右腕とも言うべき騎士が、当時と変わらぬ苛烈な意志を瞳に宿したまま、そこにいた。

それにしても、元から幼顔だったにしても、男爵の姿は在りし日のもの、そのままに過ぎる。

あの栄光に包まれたオルレアンの戦いでジャンヌと共に過ごした日々は、今も公爵にとっては昨日の事のように思い出せる大切な記憶だが、実際はもう10年以上も昔の話だ。
自分もシャルルもそれなりに年をとった。だというのに、男爵だけが時の狭間で取り残されたように、髪の色を除けば少女と出会った頃の容姿を未だ色濃く保っていた。

しかし、そんな男爵の姿に対する疑問など、むしろこの時のアランソン公にとって重要な事ではなかった。
それよりも強く公爵の心を支配した違和感は、彼がシャルルやリッシュモンと手を組んで、自分と対立しているという一点のみに起因するものだった。

「どうして……どうして君が……他ならぬ君が、あのシャルルに従っているんだ……!
そいつはあれほど自分に尽くしてくれた乙女を──君が愛した女性を、イングランドへ売り渡した男なんだぞ!」
「…………大義の為です」
「大義?大義だって…… !?
その無能に仕える事が大儀だと言うのか !? 君ほどの才人が !? 」

戦友の信じられない返答に、公爵が畳み掛ける。

「彼女の存在を心の支えとし、フランスを良くしていこうと考えているものは他にも沢山いる。
ルイ殿下は今も憚りなく、彼女に感謝しているとおっしゃっているのだぞ !?
殿下の下、乙女の仇を討ちたいとは──彼女の想いに報いたいとは思わないのか!」
「なればこそ。私は陛下を守らなければなりません」

悲痛な面持ちで言い募る公爵に対し、男爵と呼ばれた男のいらえはあくまでも冷徹だった。

「彼女を処刑したのは、シャルル陛下ではなく、あくまでも卑劣なイングランド軍による策謀によるもの。
また内乱によって我らの国力が疲弊すれば、ここぞとばかりに彼等は軍を動かし始める事でしょう」

自分を一瞥する碧眼にしこまれた鋼刃めいた光の鋭さに、公爵の舌鋒が一瞬、怯む。

「もっとも、諜報からの報告では、いざとなれば貴方方反乱軍は、イングランドと手を組む事すら視野に入れていたようですが……
憎悪にかられるあまり、大局を見失われてしまいましたか。
私が錯乱しているとでもおっしゃりたいようだが、怒りを向ける矛先を見間違えているのは、貴方の方だ、アランソン公」

馴染み深い容姿とは裏腹に、戦友の心持のあまりの変わりように絶望感すら覚え始めた公爵に対する黒衣の男爵の応えはにべもなかった。

「さあ、陛下に謝罪を。アランソン公」

圧し掛かる悪夢のような現実に、何をされたわけでもなく、公爵はその場にへたり込んだ。
脳裏には忘れがたい少女の笑顔が、そしてその様子を穏やかに見守る青年の姿が、時と場所を変えながら、呼吸のたびに浮かんでは消え──やがて、流れ落ちる涙と共に、何も見えなくなった。

「ふ……ふふ……はははは……
そうか……君も所詮、名利に取りつかれたただの貴族だったということか……」
「………………」

石畳に手をつき、がっくりとうなだれたまま首を振る公爵を見下ろしている男爵の表情は、リッシュモンやシャルルのいる角度からは伺えない。
しかし、その立ち姿はあまりにも自然で揺らぎなく、何の動揺も見て取れなかった。

「……仕方がありませんね。
陛下にはお忙しい所申し訳ありませんが、公爵の謝罪の場はまた日を改めて儲ける事に致しましょう。
よろしいですか?陛下、リッシュモン殿」
「ふむ。異論はない」
「……では次に控えているデュノワ伯を通したまえ」
「御意に。
さあ、公爵。お立ち下さい」

失意の公爵を余所にごく事務的な会話が行われた後、主の了解を得た男爵が、改めてアランソン公と向き合う。

「アランソン公。お気を確かに」

相変わらず慇懃な態度を崩さぬまま、かつての戦友に白髪の騎士が声をかける。だが、反応はない。

「……公爵」

三度呼びかけた後、呆然自失のまま動けないでいる公爵に肩をかそうと、男爵は膝をつき、手を差し伸べた。
が、しかし。

「触るなこの外道……!」

突如自分を取り戻した公爵は激しい口調でこれを拒絶したのだった。

「乙女はあれほど君の事を最後まで慕っていたというのに……君はもう、彼女の事など大事の前の小事だと言い切れるのだな……恥を知れ!」

やつれた美貌を凄惨な艶笑に歪め、公爵は喉が張り裂けんばかりに、最後の怨嗟を男に吐きかけた。

「はは、君を信じていた私が馬鹿だった……無垢な少女の心を弄んだ悪魔め!地獄に堕ちろ!」
「…………」
「そうだ。聖女を見捨てた忘恩の徒達よ、ことごとく呪われろ。
生き恥を曝し続ける貴様らこそ煉獄の炎に焼かれて果てるがいい──!」
「──公爵を連れ出せ。時間の無駄だ」

憎しみのあまり、もはや眉一つ動かさぬ相手を絞殺さんばかりの公爵の剣幕に、見かねたリッシュモンが待機していた兵士を呼びつけ、公爵を退出させる。

「これで終わりと思うなよ、鬼畜共。
私は命ある限り、聖女の無念を晴らすために戦い続けてやる。
特に、そこの白髪頭。
覚悟しておけ。いつか必ず、彼女の代わりにお前の首を地獄の釜に叩き込んでやる!!」

耳触りな狂笑を響かせ、屈強な兵士に引きずられながら、アランソン公は玉座の前を去った。

「……大丈夫か、ジル」

傍らに戻ってきた忠実なる部下に、リッシュモンが気遣わしげな声をかけるが、

「問題ありません」

惑乱の公爵の姿が扉の向こうに消えたのを見届けると、白髪の騎士は何事もなかったかのように、落ち着いた挙措でその美貌を再びフードの奥に収めたのだった。

「……地獄ならとっくに見てきている」

 

 

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