かお本ビジュアル資料館『エンペラーズ・ハイ』編(その4)

一応、お誕生日が近いということで、申し訳程度にしばらく更新が止まっていたデザイン原画の公開処刑大会・殿下編をアップ致します。

ルカさんや元帥も該当しますが、二次元では着た切りスズメなキャラが珍しくない中、うちの主人公クラスのキャラは、とにかく衣装チェンジが多い。(多分、『ガンダムW』の影響のせい。この作品も主人公とヒロインの衣装チェンジがかなり多い)

特に殿下は大人バージョンと子供バージョンとある上に、大人バージョンは短髪(前髪おろし版/オールバック版で更に分化)・セミロング・長髪と容姿自体にえらいバリエーションがあるので、余計にややこしいことに。
ぶっちゃけ、1人で5人分ぐらいのデザイン量を絵描きに負担させる嫌な男(女の子だったらまだ可愛いのでしょうが……)・それがテルゼ=フォルナーことセイクリッド=ダーウェル=アフラロイド。
まあ、そんだけ過去の作者がこの人のキャラを掴むのに試行錯誤していたという証ですな……

殿下は割と過去に描かれたイラストの量があるので、今回も基本ビジュアル部分は既出の情報が多めですが、お付き合い頂ける方は、以下『続きを読む』からどうぞ。
(ちなみに今回は大人バージョンのみです)

サイト創設前後まで活躍していた、今ではすっかりレアになってしまったアダルト殿下初期の戦闘服。(ザ・痛いト書きつき)初期のイメージカラーは黒と赤でした。

その後、〈全知神〉として覚醒したバージョン(※サイトのバナーにもなっている腰まで伸びたロン毛の殿下)をデザインするにあたり、『ダレフ〈青〉とカナート〈赤〉の掛け合わせで、イメージカラーは〈紫〉』というのが決定してからは、イラストを起こした時の画面映えの関係や、最終的にカナートとガチンコ勝負する段階になると、覚醒状態がデフォルトになるのもあって、こちらの隠密活動姿での登場は殆どなくなってしまいました。

殿下は活動年代ごとにデザインのバリエーションが多過ぎるのもあって、設定を再編成するにあたり、こちらのデザインはお蔵入りになる可能性も……
カラーリングの中二病全開具合といい、思い入れはそれなりにあるんですけどね。

前述の殿下が公的には認知されていない隠密活動姿なら、一般認知度が高い姿の一つがこちらの国防軍の軍服姿。現在のサイトでもお馴染みのお仕事スタイル。

基本の形はシードが着ている一般の将校服と同じで、カラーリングや階級章の部分(襟や胸元のあたり)に微妙な違いがあります。(しかし考えた本人も設定画とにらめっこしてイラストを起こさないとよく間違える←)
カラーはやはり初期戦闘服を踏襲した黒と赤が主体になっています。
雰囲気自体はやっぱりこちらの色合いの方が断然主人公っぽいんですよね……

軍服姿に続き、作中での一般認知度が高い殿下の公的姿その2にあたる皇太子としての礼服。サイト・オフライン通じて最もレアなバージョン。

カラーリングは軍服と対称的に〈全知神〉としての姿を意識した黒・紫主体のものになっています。
設定画以外で描かれたのは、プレゼント用のイラストに一度きりという、殆ど使い処のない可哀想な服だったりする……雰囲気は結構気に入っているので、どこかでリサイクルするかも。

トリを飾るのは、現在サイトの看板に収まっている〈全知神〉としての覚醒バージョン、もとい殿下の神様仏様魔王様としての本体。
未だに正式な設定画は起こされていないのは、このタロットカード用に描き下ろしたイラストが実質その機能を果たしているせい。
ちゃんと剣まで持ってるし……

ところで剣といえば、殿下や元帥は戦闘時、どこから武器を取り出しているのかという話になりますが。
殿下:亜空間から召喚(イメージとしては、手をかざした目の前の空間に光の筋が入る→空間が翻る(反転する)→長剣出現という感じ。(さすが某猫型ロボットを起源に持つだけあって技が四次元ポケット)
元帥:指を噛み切る→血を媒介にして聖剣召喚。
というイメージだったんですが、元帥の方はろくに血の補充が出来ない状態で戦ってるのに、冷静に考えると戦闘の度に故意に負傷するとかいいのかソレ……という感じがしなくもないので、再度思案中。

ビジュアル的にはカッコいいんですけどね。

さて、殿下は今回、便宜上〈全知神〉バージョンがトリということになっていますが、もう一つ、作中の流れ的には〈聖騎士団導師時代の式服〉というのがデザインとして存在します……というか、存在しないとマズイ。むしろ皇太子の礼服以上に重要度しては必須レベル。
ずっと漠然としたイメージは脳内に漂っているのですが、そろそろ年貢の納め時の感じがするので、いい加減、真面目に考えようと思います……これが完成すれば七輝兄さんに使いまわしもきくし。←

(おまけ)

■殿下のヘアスタイルと性格の遍歴■
ただでさえかき分けがあやしい描き手なのに、前述の通り変にバリエーションに富んでいる+普段、作者が気の向くままにブログへイラストを投下しているせい で、無用な混乱を招いている殿下の設定ですが、本来は時系列にそってその容姿と微妙な性格の変遷が設定されていたりします。

ストーリー本編の公開が遅れている為、この機会に少々解説。

・殿下御幼少のみぎり
(容姿:以前サイト上で公開されていた漫画に登場するちんまいショートカットの殿下)
……『あの』聖華に大自然の中、ほぼ女手一つで育てられた為、ノーブルな容姿の割にフリーダムで野生児だった。(ただし、後々の事も考えて礼儀作法はしっ かりしこまれていた)人間のお友達がなかなかつくれない身の上だった為、主な遊び相手は動植物+エリフォンだった模様。(この当時、殿下はエリフォンの事 を『えりこ、えりこ』と呼んで懐いていた。エリフォンの殿下に対する『テル坊主』の呼称はこの時点で誕生)
それでも何も知らなかった分、割と幸せだったとは、本人談。
そりゃ、次の孤高なキスク時代の青年期に比べれば……

・殿下聖騎士団導師時代
(容姿:黒基調の道士服に身を包んだ短髪の美青年(設定作成中)。パッと見た目のイメージ的にはほぼ初代『ギル〇ィギア』の黒カイでだいたいあってる←)
……人外としての能力の片鱗により、思春期を飛び越えていきなり成人男性(全知神としてのデフォルト設定)にまで知能含め急成長したばかりの頃の殿下。自分が相当人間としては普通じゃない事に違和感を感じながら、それでも周りが『お前は人間だ』というのを妙に強調するのに、不安とありがたさが入り混じった複雑な感情を持て余しつつ、必死に頑張っていた時代。精神的には殿下一番のストレスフルな暗黒期とも言える。
(実際、本人も『あの頃にだけは戻りたくない』と思っている模様)
『生きて、かつ活きる』場所を得るには、自分が『人間の味方である』 というのを常に実証し続けなければならず、必要以上に人間として模範的にふるまわなければならないという強迫観念から、人知れずかなり情緒不安定な状態に 陥っていた為、そこを何かの拍子につつかれると過剰反応して暴発しまったり、心の奥底にある権力や大勢といったマジョリティに対するやっかみから、一匹狼 を決め込んで団体行動が出来なかったり、今の飄々とした雰囲気からは考えられないほど、生真面目な優等生な一方で、実は扱い辛い尖った難儀な性格だった。うん、立派に思春期してますね。
(※とはいえ、表面的には普通に人当たりのいい好人物、もとい『神の化身』そのものなので、傍からはそんな暗黒面を抱えているのは全く認知出来なかった為、互いに不幸なタイトロープ状態だったと言える)
ただ、そんな本人の苦悩をよそに、最後まで表向きには『完璧超人』を見事に演じきった殿下は、現地では七輝と並んで生き神様として未だに称えられているそうな。
本人的には赤面物の黒歴史らしいけど。
……この状態がもう少し長く続いていたら、どこかの聖闘士みたく多分二重人格化していたんじゃなかろうか。セフセフ。

・シードとの蜜月時代(本国召喚から左遷されるまで)
(基本容姿:一時的に覚醒状態の長髪→適当に切ったセミロング。基本国防軍の軍服+ところにより皇太子の礼服等。TPOにあわせて変えていた模様。)
……前述の導師時代の最後に〈天魔〉として覚醒した時点で、本来のデフォルトの姿であるストレートロングになったものの、本人的にはうっとおしかったので(←)適当に肩までにカット。その後、本国に召還されて、王子様稼業を開始。
この頃の殿下は更に聖人君子具合に磨きがかかり、覚醒時に大量の命の十字架を背負ってしまった事もあり、完全に滅私奉公モード。個人として、というより は、『全てのマイノリティ・弱者の代表として』使命に生きるという感じだった為、後光の射し方は半端なく、シードはもとより、接した人間の大半は次々とメ ロメロパンチにされていった。(スキル:人間タラシ覚醒)
実際は精神的に半分死んでたみたいな状態だったわけですが、それでも初めて苦楽を共に出来る同世代の友人(シード)が出来たのは、本人にとって大きな救いだったらしく、一応少年時代と並んでそこそこ幸せといえる時期にカウントされているらしい。

・現在(地球出向→復帰後)
(大人バージョン:セミロング→再び短髪。少年バージョン:短髪固定。〈全知神〉覚醒状態:長髪+貴色の礼装。公務に際してはTPOに合わせて微妙に変化)
……殿下黄金期。史河達と接しているうちに、押し込めてきた本来の遊びのある性格が蘇りつつある。(ブログでのやりとりにおける『全力で二枚目を捨てにきている』殿下がそれ)
実は、過去、お遊びで登場した『銀盤の皇帝:てるしぇんこさん』における殿下の性格設定は、割と真面目に『殿下が天魔として覚醒せずに、現代に生きていたら、こんな愉快で素敵なお兄さんになっていたんだろうな……』という可能性の一つだったりする。
殿下は割り切っているように見えて、奥底ではかなり物語終盤になるまで〈天魔である自分〉を受つけていない部分がある為、(+完璧な〈天魔〉である父親へ のコンプレックスで)長髪バージョンになるのを毛嫌いしている→実力を発揮しきれない状態が続くのですが、地球での生活で色々な部分が補完されていくうち に、最終的には長髪状態がデフォルトになっていきます。

……多分公表する事はないであろう、殿下に10歳以上年齢の離れた血の繋がらない弟がいたり、影のように寄り添うクールビューティなエロい嫁がいたりする管理人脳内設定のみの『エンペラーズ・ハイ2』では、某キャラを偲んで長髪を軽く三つ編みにしている事になっています。

ルカさんの強さが基本『過去を全て切り捨てていく』ものなら、『過去を全て受け止めていく』のが殿下の強さなんだろうと思う今日この頃。

……さて、道士服頑張ろう。

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