厨二病の世界(その8)

(2013年6月20日:更新開始)

『ダレンフィムの逆鱗に触れる』=相手は(社会的な意味でも)終わる。

これは今現在〈本国〉に奉仕する天魔であれば、誰でも耳にしたことのある、もしくは身を持って味わっている事実であるが、ごく一部の上級天魔の間においては、もう一つ、まことしやかに伝わる伝説がある。

『〈医聖〉の射程に入る』=相手は終わる。

……六大天魔の末席にその名を連ねるものの、本星ではなく、真空の軌道都市に居城を構える変わり者。掌握している支配領域ゆえか、人間を始め、血肉を持つ者にはなじみ深く、畏敬の念でもって迎えられているが、不老不死である若い同族においては、軽んじる者もいるという。
しかし、遷都以前から〈医聖〉を知る者は、声をひそめてこう言うのだ。
「真に恐れるべきは〈全知神〉でも〈眠れる大神〉でもない。より近しいからこそ、〈遠矢射る神〉は侮れぬ」と。

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かおす本舗・最古参にして最強かつ最恐の変態紳士、降臨。
毎度毎度必要以上の大ボリュームで続いてきたスペック表の連載も、これにてようやくファイナル。
みんな大好き……だといいかもしれない(←)、イグナツ兄さんの登場です。
これで『かおす本舗』の神7もコンプリート。誰ですか、「実際は『神6』だろ」とか言っている人は。禁則事項ですよ。

実は殿下に次ぐサイト最古参キャラであるのに加え、銀髪金眼というコテコテの二次元美形カラーリングにも関わらず、『個性を出す為』という大義名分の下、 変態的……もとい特殊なキャラ付けをされた為に、ストーリー上非常に割を食わざるをえなかった悲劇のキャラクターだったりする兄さん。
(だからこそ、水面下における度重なる設定改変の中でも生き残る事が出来たともいえますが……最初期予定されていた殿下の親友キャラクター(※シードではない)やガールフレンドなんて、今じゃ影も形もないわけだし・汗)

とはいえ、本当に『ただの変態』では、末席とはいえ、栄えある十二柱(この設定もどうしたもんか・汗)に名を連ねる事は出来ないわけで。
そのあたりの実力の裏付けを今回、改めて真面目にしてみました。
……結果、『最強の変態紳士』『誰の手に負えない変態チート魔皇』にクラスチェンジするという、ますますアレな事になりました。あれ?←

結論:変態をハイスペックにすると、ろくな事がない。

このサイトにおいて、公式に主人公に対してあらあらうふふで『ガチな人』と言えば、『レゾナンス』のプレさんがいますが、正直やってる事に関しては兄さんも相当ギリギリアウト、どころかむしろ場外ホームランというか、随所に漂う犯罪臭に、倫理的にアレな魔術師の皆さんもドン引きです。本当にありがとうございました。

ただ、兄さんの場合、殿下に対するオタク具合と変態度数が天元突破し過ぎていて、プレジルの二人に比べて、BL色薄めでギャグにしかならないのが不幸中の幸いですが。
(↑フォローになっているようでなっていない)

では、前置きが長くなりましたが、以下、テルオタな兄さんの魔皇としての一端が垣間見られるスペック表になります。
興味のある方だけ、例によって長文ですが、お付き合いください。

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エリフォン:……なあ、お前……あれだろ、そんな涼しい顔して、実は好きな子の縦笛の先端部分だけ盗んでスーハ―したりするタイプだろ。
イグナツ:失礼ですね。そんな事はしませんよ。セイクリッドが遊びに来た時に使った食器は全てそのまま保存してありますが。
エリフォン:………………
イグナツ:冗談ですよ?

エリフォン:(嘘だ……!絶対嘘だ……!)

(2013年6月23日:更新完了)

・イグナツ=ハーゼル=アフラロイド
称号:〈医聖〉
現象界における活動形態:成人男性
身長:178cm
体重:62kg

■スペック■
魔力容量(最大MP・ガソリンタンクの大きさ):B
演算処理能力(魔術等各種タスクの実行規模・速度。回転数):B
格闘戦能力(白兵戦への適応度):B
火力(武装・魔術等の攻撃力):C
機動性(敏捷性・瞬発力):A
出力(トルク):C
防御力(耐久性):B
固有兵装(神器):C
特殊能力:A

■特徴■
現在、〈十二柱〉のうち、実質的に機能し、かつ〈本国〉の全てを掌握している〈六大天魔〉の末席に名を連ね、これのうちでは最も時代を経てから宇宙に降誕した神性。
荒事専門の印象が強い魔皇の中では、異色とも言える『あまねく全てを癒す』という〈万癒〉の能力を持ち、救命をその使命とする者達の長として、〈医聖〉 の二つ名で知られているが、実際は〈医術〉を含めた知的文化活動全般の守護者であり、その支配領域は音楽から武芸、予言(神託)まで多岐に渡る。
結果として、最も名高い〈癒す者〉としての顔はあくまでもその存在の『ごく一部』にしか過ぎない為、〈起源〉を同じくするラファスーン同様、本来の性質は温和で理性的である以上に、冷酷で苛烈な部分も色濃く合わせ持ち、旧い神々の例に漏れず、気まぐれで荒々しい。
現在主に司っている職掌とは裏腹にかなり好戦的かつ威圧的であるが、実際、権能として特化したものを持つ〈護戦神〉には譲るものの、戦闘能力は全般的に非常に高く、特に射撃に関してはほぼ必殺必中の精度を誇る。
全てを癒す存在であるために、全てを癒さざるをえない状況を作り出す。またの名を『遠矢射る神』。『黙示録第四の騎士』、『天魔界のデスムーミン』(史河命名)とも。平たく言えば『疫病神』である。

■特殊能力・固有兵装■
〈万癒〉
書いて字のごとく、『あまねく全ての生ある存在を祝福し、癒す力』。万能回復システム。対象に対して『正常活動状態に必要な』あらゆるエネルギーと〈再生に至る為の設計図〉をもたらす。
負傷部分に施せば、本体に負荷をかけることなく周辺組織を賦活し、完全修復させる。病に伏した者に対しては、最も症状に有効な抗体を生成し、それらが最 大限に働く為に必要な条件とそれらの維持に必要な生命力を与える。その気になれば、失われた臓器や手足を再生すら容易に可能とする〈究極の復活法術〉。
〈反魂〉の法と掛け合わせる事で死者をも蘇らせる〈奇跡〉であるが、〈蘇生〉に関しては冥府の主であるレイグリフとの盟約もある為か、あまり積極的には行っていない。
威力を最大にまで発揮すると、半ばカナートの〈因果律干渉〉やラファスーンの〈時空間干渉〉を発動させたかに見えるほど、一足跳びに負傷や病を『最初か ら無かったがごとく』消し去ってしまうが、あくまでも回復までのプロセス自体は超高速で実施されており、負傷や病歴は『経験』としてしっかり残る。病の場 合、伝染性のものであれば免疫がつく事で次回かかりにくくなる場合もあるが、生活習慣性のものであると、当人がライフスタイル自体を改めない限り、当然再 発する。(つまり、『負傷することになった』、『病気になることになった』という事実と、根本原因にまでは干渉出来ない)
また、〈魂の補完〉レベルの施術に関しても制限があり、存在を〈誓約〉によって自己崩壊させたダレンフィムの損傷部分を回復させる事は、彼をもってしても出来なかった。(=一度消滅した天魔を復元させるのは不可能)
とはいえ、血肉もつ者にとっては十二分に恩恵を受ける事の出来る筆舌尽くしがたい奇跡であるのに変わりない。〈血肉もつ天魔〉という稀有な存在である主人公の身体に触れる事が出来るのもまた、彼の〈医聖〉だけである。

■遠矢射る神■
あらゆる命を救う〈医聖〉のもう一つの側面。もっぱら〈天魔〉にとってはこちらの異名の方が馴染み深く、不老不死の種族をして「化け物揃い」と言わしめる魔皇の席に彼がその名を連ねる所以。
今では殆ど披露する事もなくなったが、魔皇の中でも随一の射撃能力を誇り、過去、気に食わない相手は狙撃しまくって始末していたらしい。
攻撃の性質上、他の魔皇に比べて破壊規模や威力は低めだが、その分効果は緻密で無駄が無い。
彼がその気になって攻撃を当てられなかった相手は、ダレンフィム(当然のように〈全知〉で回避の上、撃ち返し)、テルゼ(もともと殺気に敏感)、エリフォンのみであり、『ダレンフィム兄様は端から期待していなかったし、セイクリッド(※テルゼ)に関しては、僕もちょっと迷いがあったと思う。
だけどエリィ兄様!あの人にかすりもしないなんて!もうわけがわからないよ……!』
と非常にご立腹だったとか。殺る気満々過ぎて意識の流れを読み取られたんですね。わかります。
なお、〈医聖〉の放つ矢、ないし弾丸には、神話の時代から人間に対して即死判定があり、もっぱらこの性質を使って、敵対天魔の所領の人間を矢から放たれ た疫病で全滅させ、信頼性を奪う等、直接的に手を下すよりも、精神的にじわじわくる嫌がらせで、相手を追い詰めるのを得意としていた。
ただし、近年人間に対する虐殺行為は、主人公の手前上、知られるとあまりよろしくないのと、いい加減射撃に関してはあまりにも当たり過ぎてつまらない為、最近は弦を用いたトラップ系やワイヤーアクション系の攻撃に凝りだした模様。
どちらにしろ、絡め手というか、基本的にその性格の悪さがにじみ出るような攻撃手段がお好みなのですね……としかいいようがない。

■天魔の現身■
これまで何度か記述してきた通り、〈天魔〉は本来〈こちら側〉の宇宙より高位の次元に住まう霊的な存在である為、その活動に肉体による制限を持たない。
逆に言えば、元々は質量を持たず、物理干渉が出来ない為、現象世界に降り立つには現身が必要となる。
まず第一として、位階の低い天魔は現身を精製する事が出来ない為、魔術師でも霊媒師でもない一般人にも存在が認識出来る時点で、そこそこの力を持った天魔とも言える。(※ようするにあんなアホウドリやセバスチャンであっても、実は中級以上の天魔であったりする)
現身にしても、当然本体との同期精度や造形の緻密さは〈天魔〉自身の力やこだわりによって異なり、ダレンフィムやエリフォン、イグナツといった人に接す る機会の多い高位の天魔は、人間そのままの肉体を創り上げ、これを操っている。(ただし、あくまでもこの肉体はこちら側の世界で活動する為の〈アバター〉 であり、一般に生命活動支障が出るレベルの負傷をしても、本体から修復や放棄が容易に指示出来るので、極端な話、エリフォン達の首をいくら締め上げても、 酸欠で気を失う事もなければ死ぬ事もない)
通常、現身は人間と接するのに支障がない程度に質量と外観が整っていれば十分で、(※逆にシードあたりはそこまで肉体に対する執着も愛着もない為、外観 は完全に人間で、体温まで感じられても、中身は光の粒子しか詰まっていないような作りのぞんざいさなので(でもこれがむしろ普通)、殿下に半身を吹き飛ば された時もグロ注意な事にはならなかった)内臓器官など体機能の再現までするのは、むしろ非効率的なのだが、イグナツあたりに至っては、研究も兼ねて用途 別に微妙な調整を加えた現身を何バージョンも所持しているらしい。
……つまり、殿下と会っている時のイグナツは、しっかり〈殿下専用〉の肉体言語によるあらあらうふふな会話(←)が可能な勝負服的現身で出て来ているという事で……殿下逃げて超逃げて。

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ネタ要因のはずなのに、気がつくと主人公殿下並に長くなっていました。何故だ。むしろネタ過ぎるからか。

神7にはそれぞれ元ネタになった神様が存在するのですが、兄さんが一番分かりやすいというか、某元帥閣下同様、『何もいじらなくてもキャラが立ち過ぎ』だったので、ほぼ『そのまんま』という感じです。

なので、実際はプレさんと違って、兄さんは『男色家』ではなく、『両刀使い』が正解です。下手すると女の子の身体でも殿下といちゃぱらしたいと思っているかもしれない。おそるべし。
キリスト教以前の神話って本当にフリーダムだよなぁ……

これで連中に関して概ね語れる範囲で語れる事は語った感じなので、ひとまずこれにて筆をおきたいとおもいます。
お付き合い頂いた方はありがとうございました。

この記事だけで5000字近く……この勢いを小説その他にも生かそうね、私よ……

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