厨二病の世界(その7)

(初出:February 02 [Sat], 2013/2013年01月31日 更新開始)

実は色々初めて尽くしな殿下ことテルゼさんの設定、ついに解禁。

当初の予定では、ラフィーの旦那の設定をそれらしくでっち上げた後は、順当にイグナツ兄さんの設定を経てから、満を持して主人公の設定をお披露目してフィナーレ、という感じに持ってくるはずだった『エンハイ』主要キャラのスペック表ですが、イグナツ兄さんの設定が書いていて想像以上に筆のノリが悪い為、(実際に動かす分には凄く楽しいキャラなのに……)ぶっちゃけストーリー的にも割とどうでもいい(ヒデェ)設定を必要以上に練り込んで作るより、色々な意味で要となるキャラの設定をとっとと上げてしまう事にしました。

それよりなにより、こんなステータスデータ作っているより、小説やマンガを書きたいんだ、私は。
(主にジルジャンとかジャンジルとかプレジルとかイシュジルとか……って元帥ばっかやんけ←)

そんなわけで、例によって壮絶なネタバレを含む記事に興味のある方は、『続きを読む』からどうぞ。
今回はキャラがキャラだけに超・長いです。
(2013年02月02日 更新完了)

・セイクリッド=ダーウェル=アフラロイド
 (テルゼ=フォルナー)
 称号:〈全知神〉
 現象界における活動形態:成人男性 or 少年
 身長:184cm/167cm
 体重:72kg/53kg

■スペック■
 魔力容量(最大MP・ガソリンタンクの大きさ):B
 演算処理能力(魔術等各種タスクの実行規模・速度。回転数):EX
 格闘戦能力(白兵戦への適応度):A++
 火力(武装・魔術等の攻撃力):C
 機動性(敏捷性・瞬発力):A++
 出力(トルク):B
 防御力(耐久性):D
 固有兵装(神器):B
 特殊能力:EX

■特徴■
 現行宇宙に根を下ろした〈全知神〉であるダレンフィムが、〈全知神〉というシステムの総意である〈起源〉を経る事なく、独断で創造した〈最も新しい全知神〉であり、同時に〈最も神に近い人間〉、すなわち〈英雄〉でもある。
(ギリシア神話において〈英雄〉とは基本的に神と人間の混血児を指す)
 最も身軽にして最大最高の戦力を持つ〈本国〉最強の〈軍勢〉にして〈最終兵器〉。審判の鬼札。〈七番目の皇帝〉でありながら、玉座という摂理に挑む〈挑戦者〉。彼のカリスマは〈全知神〉としての神威ではなく、純粋に人望である。
 その行使する権能の多くは〈起源〉側に由来する古代の荒ぶる神性そのものだが、設計されるにあたって、創造者であるダレンフィムにより、『神よ、かくあれかし』という『人の願い』が多分に組み入れられている為、根幹にある性格や行動理念は、文明以後に生まれた『人類の守護者』としての神のイメージが強い。
 正規の手順を踏んで生み出された存在ではない為、能力行使の各所で制限がかかり(というより、当初は魔力の片鱗すら見られなかった)、存在自体が非常に 繊細で不安定であるのと、また何より概念の化身とも言うべき最高位の天魔と一介の人間の間で後継者が設けられるという前例自体が無かった為(基本、異種族 間に生まれた子供は〈忌み子〉とされるのが世の常)、〈天魔〉の間では長らく腫物のように扱われてきていたが、後にその特殊な出自から〈魔皇の天敵〉〈神 殺し〉とも言える能力を備えるに至り、同族から一目置かれると共に、畏怖されるようになる。
 多くの〈魔皇〉とは異なり、〈権能〉に頼らない戦いを人間として経験してきた為、戦闘における見識や感性は群れを抜き、能力的な相性を含め、この宇宙で唯一、同格の〈全知神〉であるカナートを圧倒しうる実力を持つ。
 個体としての最大の特徴は、〈天魔〉と〈人間〉の双属性を状況に応じて変化させられる事による隠密能力にあり、またこの属性の切り替えにより、魔力の消 費を必要最低限度まで抑えられる為、このクラスの〈天魔〉としては驚異的な燃費効率を誇る(このあたり、ラファスーンと実に対照的)。
 ただし、人間としての肉体を持つ事から、高位の〈天魔〉でありながら物理攻撃によるダメージ判定があるという弱点を持つ。
 〈医聖〉に言わせれば、肉体に固執せずとも〈天魔〉として生きる事は可能であるらしいが、生来の肉体は彼の〈神殺し〉の属性攻撃と密接に関わっている為、これを手放す事を良しとせず、あえて痛みと共に生きる事を決めている。
 

■特殊能力・固有兵装■
〈全知〉(カテゴリーA・事象把握型
 プロトタイプであるダレンフィムが持つものと同じ能力。カナートの持つ精神浸食型の〈全知〉能力とは対になって存在しており、これが実行される魔力圏は相反する〈全知〉能力に対して一種の結界として作用する。(つまり無効化される)
 能力の発現点である〈全知神〉本体からの距離と反比例する形で効果は薄れていくが、〈全知神〉とパスが出来上がっている一部の存在は、物理的な距離に関係なく、精神支配から逃れる事が可能となる。
 ただし、『エンペラーズ・ハイ』の物語開始の時点では、理由あって、この権能を十全に行使する事は出来ないでいる。
 

■神器■
〈極王の牙〉(のちに〈極皇の牙〉表記)(ノーザムウォルト)
 主人公が人間時代に〈剣聖〉として称えられた際、授与された名誉の剣をそのまま自らの〈神器〉として再構成し、固有兵装と化した『人間が、人間を守る為に創った武器』
 〈起源〉由来の〈黎明の託宣〉等と比較すると、歴史が浅い為、〈神器〉としての格は大分落ちるのだが、自らの在り方と誇りの象徴であるそれは、今となっては数少ない故郷との繋がりの一つでもあり、主人公にとってはかけがえのない、まさに己の魂に等しい存在である。
 同時に元々はダレンフィムの唯一の『真友』であった先代の〈剣聖〉であり〈大導師〉であった宗七輝が使用していた仙界の至宝でもあり、その存在形態として〈天魔殺し〉の属性を色濃く持つ。
 本来は純粋な業物の刀剣でありながらも、周囲の魔力や気を取り込み、使い手に還元し、超高度な魔術行使を可能としていた聖剣であったが、現在の所有者によって、その力は逆転させられ、『使い手の魔力を取り込み放出する事で、立ち塞がる者全てを滅する』という、神威の顕現の媒介として用いられるようになった。
 出自こそ人の手によるものであるものの、既に到底人間が使いこなせるものではなくなっており、全力での使用に際して必要になるエネルギーが一個艦隊運用 レベルという剣呑さで、相当高位の魔術師が持ったとしても、その威力を発揮する事は難しく、ただの長剣として持て余すのが関の山らしい。
 精神生命体である〈天魔〉との戦闘において、使用者の〈攻撃の意志〉を媒介する為のものであり、刀身に帯びる気や魔力を調整する事により、切れ味を微調 整する事も可能。この剣を授与された時点で、純粋な技のみで奇跡を体現するレベルにある事から、こと、使用者が主人公や宗七輝である以上は、派手な魔術効 果や小細工など無用であり、シンプルな〈一撃必殺〉をその神髄とする。
 単体への攻撃力としては、ほぼ間違いなく最強クラスの威力を誇る。
 高位天魔との世界の命運をかけた死闘から、日曜大工まで、最も広い使用用途と頻度を誇る、奇跡の審判兵装である。
別名:テルゼさん専用万能ナイフ

■気圏の生成と放出■
 〈極王の牙〉を対天魔最強の神器たらしめている要であり、主人公の切り札。カナートに対し最大のアドバンテージを齎していると同時に、火を見るよりも明らかな弱点として存在する〈気を収束させ攻撃力に変える能力〉。
 特に高位天魔同士の戦闘では、圧倒的な出力差が存在しない限り、魔術の打ち合いは決め手に欠ける為(例えるなら、MSがバルカンを牽制の為に打っている ようなもの)、基本的に勝負をつけるのは、本体ないし端末体による対象への直接攻撃、いかにして『対象を滅ぼす』という〈攻撃の意志〉を効率よく叩きこめ るか、という事にかかってくる。
 このセオリーの都合上、『意志の流れが視える』という『精神浸食型』の〈全知〉の力を持つカナートは、戦闘に際して非常に有利であり、『攻撃を避けられ ようと受け止められようと、問題にならないほどの破壊力を誇る』という規格外な始祖天魔であるラファスーンでもない限り、戦場で直接会い見える事すら難し い。
 魔術の運用に特化したエネルギーである〈魔力〉と違い、純粋な無色透明の生命エネルギーである〈気〉は、似て非なる存在であり、その運用・実行は〈天 魔〉の支配領域である魔力圏で魔術として察知される事はなく(〈気〉自体は天魔にとっても害になるものではなく、エネルギーとして運用されるものである 為)、魔術による防御結界を容易に透過する。達人の手によって練られた〈気〉は、使用者の攻撃の意志を媒介し、絶大な破壊力をもって〈天魔〉の本体へと届 く。
 (実際、主人公はシードとの初手合せの時、この力を使って彼の現身の半身を吹き飛ばし、トラウマにさせた)
 ただし、気を自らの手足の一端として、〈天魔〉の魂魄を撃ち破る程の威力に収束させる為には、自己の体内とその周囲に張り巡らした〈気圏〉を励起し、そこを循環させて〈研磨〉する必要があり、結果として、肉体の存在が必要不可欠となる。
 しかしながら、概念の化身の前ならずとも、肉体自体は魔術の攻撃はもとより、物理攻撃に対しても脆弱なものであり、必殺の一撃の為に、常にハンデを負い続けるというリスクを持つ。
 また、気は〈形態〉を与えられて発動する魔術に比べて、効果を発揮する範囲や射程が狭く、使用者の気圏を離れると拡散してしまいやすい為、近接戦闘を強いられやすく、リスクはさらに上がる。

■■■

 殿下に関してはまだ隠し玉があるというか、微妙に流動的な部分があるのですが、現時点で概ね決まっているのはこのあたりまでです。実は以前公開した設定からは微妙に特殊能力が変更になっています。(思ったよりネタバレ少なくてほっとした)
 本当は七輝さんの設定にもちょろっと触れておくつもりでしたが、長くなり過ぎたのでそれはまた別件にしておきます。

 魔皇の連中のスペック表はなんとなくガ○ダムをイメージしながら作成しているのですが、殿下は例えるなら、『火器管制を犠牲にして近接戦闘に特化した決闘用MS』という感じでしょうか(ガン○ムエピ○ン?)。
 耐久性がエリィを下回るDランク評価ですが、〈全知〉があるので、その辺りは回避性能でカバーです。

 必殺技に関してはまだ具体的な名称などはないのですが、(……というか、〈極王の牙〉に限らず、〈黎明の託宣〉もいわゆるシャウトしながら威力解放する系の武器ではない。いや、別にシャウト自体は嫌いじゃないけどね。ロマンだから)とりあえず、「せっかく武装が剣なんだから、『エク○カリバー!』(姉妹剣のガ○ティーンでも可)はやめておこうぜ……」というのが最初にありました。
 ……いやだって必殺技で剣の先からごんぶとビームを放つのは、絵的にも花があっていいけどさ……ぶっちゃけ剣士である意味がないでしょ、っていう……

 まあ、ビームも出せるとは思いますよ。ただ、牽制以上の意味はない。「必殺技は相手に突進して、吹っ飛ばして、直接斬りつけてナンボのもんじゃい!」、という、作者の迷惑なこだわりから、気が付くと……
「あれ……エク○カリバー回避しようとして、ラ○ド・ザ・ライ○ニングになってないか?(汗)」

 ……まあ、いいか……(←)

 ちなみに出力に関しては最初から問題になりませんが、単純に剣士としての実力も元帥より殿下の方が本来遥かに格上です。(戦場において『絶対』はないので、場合によっては元帥が勝つ事もあるかもしれませんが……)
 仮に人間時代の殿下でも、『ウルカヌス』組で勝負になりそうなのはいない気がしなくもない。

 しかしだ。
 それより今、何より問題なのは、ここまで書き終って、イグナツ兄さんの設定を仕上げる気力を維持出来るかどうか、だ……

 続きは気長にお待ち下さい。

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