厨二病の世界(その5)

(初出:November 26 [Mon], 2012)

さて、前回、本文があまりにもつめこみ気味になってしまった為、その補足も兼ねて『ワンクッション置く』と言ったばかりの当ネタバレ企画記事ですが、例の 記事が長大になった分、結果としてほぼ一週分掲載が遅れてしまっているので、その穴を埋めるべく(一応、連休だったし)、さくっともう一人分の設定も載せ ておくことにします。

今回は前回色々語りつくした感があるので、割と短めです。(事実上、補足みたいな感じだし)
お付き合い頂ける方は、『続きを読む』からどうぞ。

・エリフォン=スザック=アフラロイド
称号:〈護戦神〉
現象界における活動形態:成人男性
身長:187cm
体重:74kg

■スペック■
魔力容量(最大MP・ガソリンタンクの大きさ):B
演算処理能力(魔術等各種タスクの実行規模・速度。回転数):B
格闘戦能力(白兵戦への適応度):A++
火力(武装・魔術等の攻撃力):A
機動性(敏捷性・瞬発力):A+
出力(トルク):B
防御力(耐久性):C
固有兵装(神器):EX
特殊能力:─

■特徴■
〈十二柱〉の中でもとりわけ優れた機動性と運動性、そして格闘能力に特化した、まさに戦う為に生まれてきた〈闘神〉と言うべき神性。
神器に付与された固有能力や魔術の実行規模・および火力も高い為、近接戦闘に限らず、戦場における制圧能力は極めて高い。
突進力と火力にエネルギーを回している分、防御力はやや低めだが、戦闘時における〈予知〉とほぼ同義の直感と、高い瞬発力による回避能力は、これを補ってあまりあるアドバンテージをエリフォンに与えている。
その麾下にあるあらゆる生命の守護神であり、臣民を導き、仇なす者を討ち退ける〈護戦者〉。
……とりあえず、こうした戦場における絶対的なカリスマが普段は殆ど生かされていないのが玉に瑕である。

■特殊能力・固有兵装■
■神器■
〈黎明の託宣〉(クロムナーヴァ)
固有兵装【神器】〈黎明の託宣〉による〈破界〉の顕現。断罪と粛清の刃。
〈破界〉は文字通り、神罰の執行の為、〈護戦神〉に付与された〈世界を斬り裂き破壊する〉権能。電磁的・物理的遮蔽は無論の事、魔力によって組み上げら れた結界も時空間ごと切断し、その力は〈法皇〉レイグリフの〈封隠〉によって生成された枝宇宙にも及ぶ。シンプルであるが故に、絶対的な暴威を奮う理。
 (別名:魔力供給無制限かつ多次元に及ぶ天地乖離す開闢の星)
神器を完全開放した場合の影響範囲は計り知れず、その一方で並行宇宙や多次元への移動が可能な同格以上の神性に対してはこの権能ですら本質的には決定打に欠ける為、常に威力を絞った状態でしか発動した事はない模様。そりゃ本気発動すると、偽装している部分のエネルギーも全部回す事になるから、色々化けの皮もひっぺがれちゃうしねぇ……

(おまけ)
■天魔の魔術と魔術師の魔術■
……便宜上、作中では同じ言葉で括ってしまっているが、実際のところ、ダレフ達が実行する『魔術』と、人間の魔術師達が使用する『魔術』とは本来全く別のものである。
一般に人間の魔術師が実践する『魔術』は、空間に偏在する自然霊等の力を間接的に借りる事で世界法則に干渉し、在るべき因果律を歪める事で発動されるが、 天魔という存在自体が半ば『自然法則が擬人化したもの』である為、彼らが実行する魔術は元々『世界法則にのっとった』正規の力である。(上級天魔≒世界法 則・事象そのもの)
魔術師の力が『世界法則の裏をかき、真理の抜け道を往く』文字通りの『魔道』であるならば、天魔の示す力は『正道』であり、自然が気まぐれに見せる『奇跡』とした方がより言葉のニュアンスは近い。
ただ、これを厳密に区分けし体系化すると設定がより複雑で難解になる為、このサイトにおいては、『科学によらない不思議な力は全て魔法』という事にしておく。
基本的に天魔の力は〈起源〉に近い、より古く、より霊格の高いものほど多くの権能を持つ。
ダレフやレイグリフ、ラファスーンのクラスになると、ほぼ『万能』と言って差し支えない影響力を持つ(ようするに単体で出来る仕事の数や種類が多い)が、それぞれ個性や得意分野がある為、同じ仕事をこなすにしても、アプローチはかなり異なったものになる。
例えば、仮に『火を消す』というアクションを行った場合、最も元素に干渉するのを得意とするラファスーンならば、水の精霊を呼び寄せて冷却するか、風の 精霊で吹き消すか、どちらかを選択するだろうが、レイグリフの場合だと、むしろいちいち精霊に干渉するのが面倒になる為、直接空間に干渉し、周囲の酸素を 抜く事で燃焼出来ない環境を作る方がたやすい。ダレンフィムやカナートに至っては、世界の裏側から手を入れて、『火が燃えている』という事実に対して干渉 出来る為、最初から『火など燃えていない』という事にも出来る。(限りなく『全能』に近い『万能』、というか、いわゆる『任意全能』というヤツになるのだ ろうか)
人間の魔術師であれば、元素干渉<空間干渉<因果律干渉の順に魔術の難易度は桁違いに上がっていく為、とても『火を消すこと』に対して同列の手段として は取れないが、天魔にとって『魔術』は手足を動かす事に等しいものであり、そういったアプローチの違いは、ボールを投げる時のフォームの違い程度にしか認 識されないらしい。
結果として、担当分野で優劣をつけられる事はないし、タスクの実行規模の違いでおかしな差別が生まれる事もない。(※能力の高い貴人になればなるほど、 それにふさわしい重責がかかってくる為、尊敬をされる事はあっても、妬まれる事はほぼない)能力至上主義であるが故に、苛烈な縦社会に見える天魔の世界だ が、それ以上に自らの在り方に対してドライであるせいで、(一部の軍や政界上層部を除き)〈本国〉は傍から見ると不思議なくらい平等で堅実な社会が営まれ ているらしい。
エリフォンもあれでそれなりに仕事はしている……はず。多分。

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今回はさくっとエリィの設定+αを掲載させて頂きました。
誰ですか、「ようするにカナートのデチューン版なんですね」とか言っているのは。
これで魔皇のスペック表もようやく折り返し地点。残すはラフィーとイグナツ、一番設定の難易度高い(ようするに長文必至)な殿下の三人。
これが終わったら同じノリで『ウルカヌスの柩』組を……やる事は流石にない、と思う……(汗)

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