厨二病の世界(その3)

(初出:November 11 [Sun], 2012)

本編再開の目途が一向にたたないので、いっそ作者が墓場へ持っていく前に出来上がっている分だけでも記録として残しておこう、という誰得?俺得!な自己満足によって始められたネタバレ記事でありますが、第3回にしていよいよ本番。
ここからはオンラインはもとより、オフラインでも作者の脳内か書き散らした設定メモ内にしか点在していなかったメンバーの設定やそれに付随するコラムが続きます。

(おかげで、ピー年前に書いた設定の発掘や、体系化に手間取る+それを記事にまとめるだけの時間がとれなかったので、掲載が遅れに遅れました……)

……つーか、そもそも詳細な設定が概ね発表出来る形にまで完成していたのって、ダレフ・カナート・殿下の全知神組だけぢゃん自分よ……(汗)

とまあ、セルフツッコミはこれくらいにして。
お付き合い頂ける方は、また『続きを読む』から長大な本文へどうぞ。
(もう型月のことは何も言えない……)

今回は予告通り、最近オンラインではやたら影が薄いですが、地味に高性能、かつ『ウルカヌス』組とも実は縁が深かったりする、十二柱中一番の優等生・ブレイクしないアリアバートことリフ兄さんの登場です。

・レイグリフ=ハルヴェン=アフラロイド
称号:〈法皇〉(司法神)
現象界における活動形態:成人男性
身長:192cm
体重:81kg

■スペック■
魔力容量(最大MP・ガソリンタンクの大きさ):B
演算処理能力(魔術等各種タスクの実行規模・速度。回転数):B
格闘戦能力(白兵戦への適応度):B
火力(武装・魔術等の攻撃力):B
機動性(敏捷性・瞬発力):D
出力(トルク):A+
防御力(耐久性):A
固有兵装(神器):─
特殊能力:EX

■特徴■
起源を同じくする〈全知神〉〈護戦神〉と合わせた三柱の中では、特に耐久性と出力に優れるが、その絶対防御圏とも言うべき力はそのまま攻撃にも転用可能である為、爆発力には欠けるが、全体として非常にバランスの取れた能力を持つ。
空間制御の技術に優れ、それらを行使した絶大な破壊力と守護力を誇るが、他にも冥府の主として輪廻転生を追跡・干渉する等の権能も合わせて掌握する。
人間・天魔共に畏れられる〈審判の魔皇〉。
〈全知神〉にとって鬼門とも言うべき〈封隠〉の資格保持者。

■特殊能力・固有兵装■
〈封隠〉
ダレンフィムの〈全知〉すら無効化する究極の空間遮蔽能力。
運用形態は一見すると通常の結界の作成と変わらないが、同一時空内に実行・展開されるそれに対し、〈封隠〉のそれは、枝宇宙を並行運用・維持するのに等しく、対象者をあらゆる干渉から完全に隔離する。
自己の周囲に展開すれば〈全知神〉の千里眼による索敵・情報操作すら跳ね返し、また立ち塞がる者に対しては、光や時すら息を潜め、永遠に直立する現在と孤独だけが闊歩する深淵の牢獄へと誘う。
〈封隠〉の効力は基本的に〈鍵〉であるレイグリフ自身が任意に解除するか、その存在が滅びるまで永続する。
その為、レイグリフによって宇宙の各所に作成された多くの〈時空の牢獄〉には、神話の時代から封じられた手におえない怪物の類が今も飼い殺し状態になっ ており、万が一に備えて近辺では彼の下位互換的能力者(──〈墓守〉。グレイブディッガー)が監視・報告にあたっているとか。

……などと、言ってる傍から『あ、これでまた外伝、というか、完全に別の話が一本作れるな』と思ってしまった駄目作者。
その前に、早く今抱えている4本の話にケリをつけろよ……
あと〈封隠〉能力って、ようするに超広範囲版『全て遠き理想郷』だよね、というのは言わないお約束です(記事を編集している本人が真っ先に思った)。
一応、元ネタはギリシア神話の冥府王ハーデスが所有していた秘宝である『隠れ兜』と、地獄=刑務所の番人のイメージから連想したものになっています。
オンじゃ誰も信じないだろうけど、『エンハイ』って『Fate』が発売される8年以上前から性懲りもなく作られ続けている話ですからね、マジで。

■輪廻転生の管制■
〈冥府王〉として魂の流れを視る力を持ち、またこれに意図的に干渉する能力も併せ持つ。人間の魂の回収・浄化も彼の重要な使命の一つ。
時に、ある種の懲罰として、力ある〈天魔〉の魂や力を細分化し、他の生物に転生させたり、人間に与える事もある。
逆に、優秀な人間の魂を神霊として召し上げる事もあり、厳格に見えて、実はかなり人間びいきでフレンドリーな神様だったりする。弟達のフリーダムさには負けるけど。

■空間制御■
特殊能力である〈封隠〉を除いても六大魔皇の中でもとりわけ空間制御に長けた個体であり、空間を任意に曲げ伸ばしする事で光学系の魔術を収束させて威力を増したり、対象を弾き飛ばしたり(※小説『三魔皇が斬る・熱海編』他参照)する等、多彩な効果を発揮する。
その力の一部は航宙艦にも技術転用されている。

■〈法皇〉の輪廻転生管理権と〈黄金の種族〉の関係■
〈黄金の種族〉とは、ギリシア神話に詳しい、神々(=天魔)に最も近い、かつて地球上に存在していた第一世代の人類の総称。
その存在は不死ではないが不老であり、神々に愛され、非常に豊かな世界で平和に暮らしていた。眠りに就くように穏やかに迎えた死後は、神々に仕え、地上 にその恩寵を運ぶ善良な神霊に昇華される。在り様としてはむしろ人類というより、キリスト教の天使や精霊のそれに近く、現象界においてはかなり完成された 種族だった。
神話においては『大地が埋め隠した』と表現されるが、彼らが仕えた〈神々〉が地上への影響力を失った為、彼らもまた霊長の座からおわれ、その繁栄を永久に失う事になった。
 (以下、ネタバレ)
……さて、これまでポツポツと『ウルカヌス』と『エンハイ』関連の設定集を読んできた方なら薄々気づいているだろうが、ここに登場する〈黄金の種族〉こ そ『ウルカヌス』に登場する先天性吸血鬼、いわゆる〈真祖〉であり、イシュトヴァンや貴人はその数少ない生き残りである。
彼らが持つ『不老』という特徴は生来備わったものであるが、『不死』については、後天的に備わるように『なってしまった』世界的な規模のシステムエラーであり、元々『欠陥』だったものが、転じて最大の強みとなったという、皮肉なものである。
〈黄金の種族〉の魂は、本来定められた世界の秩序によって、彼らの神の御許に招かれるようになっていたが、地球上における神々の世代交代により、彼らの魂を回収する役目を負っていた〈冥王〉の力が及ばなくなってしまった。
結果、〈黄金の種族〉が地上において死亡したとしても、現行の世界法則上では、彼らの魂が輪廻転生の中に組み込まれることはなく(最初から閻魔帳上〈存 在しない人間〉の為)弾き戻され、その死は〈なかったこと〉になり、永遠に死亡直前の状態で再生され続けるようになった。
ただ、この〈不死の能力〉はあくまでもシステムエラーから地球上でのみ再現されるものであり、これが本来の彼らの主である存在の魔力圏に入ってしまえば、たちまち無効化される。
……なので、近年、どこかの〈妖怪皿数え魔皇〉が弟と一緒に温泉旅行へ来たりしている数日間のタイミングで、うっかり教皇庁の討伐部隊に遭遇してしまっ た運の無い真祖が、現代の魔術師相手にあっさり滅ぼされてしまい、業界関係者を騒然とさせ、当の魔術師自体も困惑しまくったという……(小説内で本国に来 ていたイシュトヴァン兄さんが単純な戦力差以上にエリィを前にやたら焦っていたのはその為。殴られる→即成仏)
ちなみに、〈本国〉の冥王府には、今も〈黄金の種族〉上がりの優秀な神官がたくさん仕えているそうな。

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真面目な優等生キャラがどうも割を食ってる感が拭えないリフでしたが、こうして改めて見ると、高スペックにも程があるというか、何故この設定を活かしてやれなかったのか、自分よ、と突っ込まざるを得ない。
(他にもキャラ性はダレフとカナートがそれだけど、必殺技自体は、この人の方がアナザーディ○ンションでギャラクシ○ン・エクス○ロージョンだよなぁ……とか他にも色々)
今後はもう少し頑張る……よ。(なんか苦しそうだな)

レイグリフさんは元々あまり前面に出て戦うタイプのキャラではないのですが(一応防御系だし)、基本的にエンジンもガソリンタンクもデカいし、技もあるので、どっしり構えて、相手が突進してくると軽く受け流して吹っ飛ばす、という(合気道の有段者的)イメージです。

今回もまだちょっと書き足りていない部分もありますが、長くなり過ぎたので、次回以降また上手くフォローを入れつつ進めていきたいと思います。

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